注目の衆院選の結果は歴史的な変革の流れに!
「政権選択」が争点となった第45回衆院選は、31日未明、全議席が確定した。
結果は、「政権交代」を訴えた民主党が選挙前の115議席→308議席を獲得。
これに対して、自民党は、選挙前の300議席→119議席に激減した。
前回の郵政選挙から攻守ところを変えたオセロゲームのような結果となった。
なぜか31夜の「選挙特番」のテレビで登場する自民党の幹部の顔は、なぜか無表情で平家の落ち武者のような雰囲気を醸し出しているように感じた。
祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
今回の選挙の結果を受けて、社民、国民新両党を加えた新連立与党の議席は318議席に達し、衆参両院の「ねじれ」は解消することになる。
「敗軍の将兵を語らず」という言葉はあるが、31日夜の麻生首相の談話によると以下のように発言している。
選挙結果は、大変厳しいものになった。国民の声を真摯に受け止め、反省の上に立って出直さなければならない。
自分の力不足を改めて感じている。経済対策は道半ば、甚だ断腸の思いだが、自民党に対する積年の不満をぬぐい去ることができなかった。
責任を負わなければならない。
自民党総裁を辞任させていただく。
解散を昨年10月にすべきだという意見はあったが、私は景気・経済対策が、解散・総選挙より優先されるべきだと判断した。
政策を政局より優先させたのは間違っていなかった。
何が敗因であったかをしっかりと分析し、そこにメスを入れないと復活はあり得ない。
『政策を政局より優先させたのは間違っていなかった』といってしまうと全く自分は正しかったと意固地になっているように聞こえる。
「兵は拙速を聞くも、未だ巧みの久しきをみざるなり」ということもある。
国民の目からすると政策を優先するというのはここまできてしまった後付の理屈で、実際は、優柔不断で政局の決断ができなかったことが露呈してしまっていたことも敗因の一つだったのではないかと思われる。
今回の結果については、何より自民党が国民の声から遠く乖離してしまっていたことが大きいように思う。
国民は、自民党政治にChangeを望んでいた。
当選してきた自民党の代議士の顔ぶれを見ても残念ながら賞味期限切れで「昔の名前ででています」という人が目立つ。
これでは、国民が望む方向に自民党がギアチェンジすることのハードルは高いように見える。
与党の自滅もあって、政権獲得となった民主党には、国民の声を生かす真の民主主義政治を推進して欲しいものだ。



