組織の存在意義はどこに?
証券会社の元部長代理が顧客情報を売却した問題が発覚して以降、個人顧客の口座解約が相次いでいる上、生損保など機関投資家からの株式・債券などの売買注文が一部ストップするなどの影響が出始めているようだ。
情報流出の被害を受けた顧客にしたらたまらない。
連日のように心当たりの全くない不動産、先物取引などのしつこい勧誘。
この会社のトップは、「弁護士ら第三者の目で原因究明を図り、再発防止を徹底する」とのこと。
「合併の繰り返しで、会社の一体感が不足し、ガバナンス(企業統治)が確立していない」とか言われている。
「組織は、すべて、人と社会をより良いものにするために存在する。すなわちミッションがある。目的があり、存在理由がある。」とは、ドラッカーの言葉。
この会社では、自社のミッションが何かを忘れてしまっているのではないか。
寄り合い所帯だろうが、何だろうが、自社のミッションを会社の一人一人の社員に徹底させるのは、トップの主要な役割。
某財団法人の前理事長に至っては、ミッションどころか「営利を目的としないもの」であるべきところをミッション以前のお粗末さ。
いまこそ、組織のトップには、ドラッカーの言葉をかみしめて欲しいものだ。



