六然(りくぜん)
六然(りくぜん)について安岡 正篤氏は、以下のように言っています。
このような言葉に接して、是非、心がけたいと思ってもついもとの黙阿弥で、日常生活において、凡人には、なかなかこのようには、対処することができないもの。
このような世界を志して目指さないとありえないもの。
6で合わせているのが凄い所で、6は、完全数といわれ、その素数の和がイコールになる不思議な数字。
すなわち6=1+2+3ということ。
人物の完成を目指して、例え、一つでも今から実行に移したいもの。
「自処超然(自ら処すること超然)
自分自身に関してはいっこう物に囚われないようにする処人藹然<あいぜん>(人に処すること藹然)
人に接して相手を楽しませ心地よくさせる有事漸然<ざんぜん>(有事には、漸然)
事があるときにはぐずぐずしないで活発にやる無事澄然<ちょうぜん>(無事には澄然)
事なきときは水のように澄んだ気でおる得意淡然(得意には淡然)
得意なときは淡々とあっさりしておる失意泰然(失意には泰然)
失意のときには泰然自若としておる私もこの”六然”を知って以来、少しでもそうした境地に心身をおきたいものと考えて、それとなく忘れぬように心がけてきたが,実に良い言葉で、まことに平明、しかも我々の日常生活に即して活きている。」
(安岡正篤 「一日一言」より)



